❶防災について学ぶ(5年)
5年1組の総合の時間(1時間目)では、阪神淡路大震災発生から28年の日も踏まえて、防災や具体的な備えについて確認する授業を行っていました。急遽ですが、担任の先生より、震災当日の状況について話があればということでしたので、少しお話をさせていただきました。
震災当時は泉大津市に住んでいましたので、被災はしていませんが、あの朝の揺れは相当なもので、驚いて布団から飛び起きたものの、大きな巨人の手の上で揺らされているような感覚と恐怖を覚えました。慌てふためいてタンスが倒れかかってくるのを必死で押さえたことを、今でも昨日のように覚えています。通勤電車は動かず、電車を待っている間も余震が続いていました。勤務先(当時は会社員)に連絡を取ると、電車が動き始めたら出勤するようにとのことで、一旦自宅へ戻ると、妻が「お父さん、神戸がえらいことになっている!」と叫ぶように言うので、テレビを見ると、長田での火災や、ビルや阪神高速の倒壊など、見たことのない光景に愕然としました。特に、2日前に全国大会を1週間後に控え、所属していた楽団の練習で神戸まで行っていたのですが、帰りにその高速道路を通って帰宅していましたので息をのみました。残念ながら被災した団員も多く、全国大会出場は辞退となり、少しの時間差で自分も被災していたかもしれなかったことに他人事には思えませんでした。その後、被災地へ毛布を送るなどの救援物資の応援はしましたが、あまりの大災害に、躊躇や気おくれした部分もあったと思います。現場での不眠不休の復旧活動についてのお話を聴く機会もありましたが、なぜ自分もいち早く被災地に駆けつけ、もっと救助や救援が出来なかったのか、今でも後悔しています。東日本大震災の際には、わずかな日数でしたが、岩手県でボランティアに参加させていただきましたが、その後悔の念はいまだぬぐえません。
今朝も阪神・淡路大震災1.17のつどいが神戸市の東遊園地で行われ、テレビを観ながら、5時46分の時報とともに黙とうを捧げましたが、現地でインタビューに応じていた小学生の言葉に、あらためて自然災害の脅威にハッと気づかされました。「地震は人の手では止められないので・・・」これからも自然災害に備え、自助・共助・公助の対策を念頭に、防災への意識を高めながら、自身の立場で出来ることに取り組んでいきたいと思います。
❷今日の給食
グラタン風、ひじきの洋風煮、全粒パン、牛乳
今日もごちそうさまでした!
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